CANINE HILLS BLOG

FaceTime

公開日:2021/06/26

今コロナ渦で、母のいる施設も面会できなくなっています。
一昨年母に会ったきりで、その後は年に何回か手紙を出すくらいでした。
母のもとに手紙は届いても、返事を書くことはないので、とても気になっていました。

それで施設に問い合わせてみると、なんと「タブレット面会」というものをやっているのですね。
それを知って先月、久し振りに母と話をすることができました。

そして今日は2回目のタブレット面会。
「まあ、今はいいものがあって、こうして話ができるなんてね。ウソみたい。」
母は何度もびっくりしたように言います。
「めいさんもなっちゃんも、元気そうで、顔を見られてよかったわ。私は元気にしてるよ。いつお迎えが来るかわからないけど。」
「お母ちゃん、いくつになった?」
「八十・・・いくつかしら?」
めいさんが横から「ええと、96だよ。」と囁きます。
「もう96になるんだよ。」(本当は94歳。来月の誕生日に95歳。めいさんが間違えていた)
「えっ!私そんなになるの?」
一昨年会った時にも「85歳?」とか言って、自分が90歳を超えているとは思ってもいなかったようだし、今でもそうみたい。
「まだまだ大丈夫だよ。」
「そうかねえ。でもここはいいよ。みんなよくしてくれるし、食べるものもおいしいし。私一人でいたらこんなにしてはもらえなかったし、ここに来てよかったわ。」
「よかったね。私もお母ちゃんがそこにいてくれて安心してる。そこはみんないい人たちだし、よくしてくれるから本当に安心。」

私の横でニコニコしながら話を聞いているめいさんも、
「よかったですね。お母さんがお元気そうで安心しました。フーマも元気でいますよ。」
フーマを映すと、フーマは知らん顔。
そして急に鼻を近づけてきて、画面が鼻と口で黒っぽくなりました。
「フーマは大きいねえ。元気で何より。いくつになるの?」
「9歳で、あと1年一緒にいます。」
「それからはどうするの?」
「希望を出すと次の犬が来ます。」
「あら、でも別れると寂しいねえ。」
「ええ、まあ。」

認知症とは言え、まだ私たちの顔がわかるし、ひ孫の名前も覚えているし、会話も繋がるし、今のところはそんなに心配するほどのことでもなさそう。
「ハル君が歴史が好きで、松江城に興味を持っているみたい。行ってみたいと言っているから、そのうち行くようになるかもね。」
「あら、それは楽しみ。」
ちゃんと普通に話してる。

母は何度も、
「今はこんな便利のいいものがあって、こうして話しているのがウソみたい。ちゃんと顔も見えるし、声も聞けるし、なんと便利がいい世の中だね。」と言っていました。
確かに便利がいいですよ。
離れていても顔を見ながら話ができるのだから。
しかも操作も簡単。

この施設で使用しているのはFaceTime。
Skypeは知っていたけど、FaceTimeは知りませんでした。
ポッチーちゃんとはLineをよくするけど、FaceTimeもいいな、と思いました。
コロナ渦でなければ知らなかったFaceTime。
その時代、その時代に必要な便利なものが出てきて、本当に便利な世の中になったものです。

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