CANINE HILLS BLOG

子育て

公開日:2020/01/17

夕ご飯を食べていると、ポッチーちゃんから電話がありました。
「お父さんの顕微鏡、まだある?」
「顕微鏡?引っ越しするときに、もう使うこともないからと処分したわ。」
「あらあ、それは残念!実はね、パルパルがミクロの世界に興味があって、ウィルスを見てみたいと言うの。」
「お父さんの持っていた顕微鏡はウィルスは無理だったなあ。細菌までは見られたかもしれないけど。まあ、どっちみち無いから見ることはできないけど。パルパルはそんなことまで興味を持っているの?」
「そう、興味を持つ範囲が広いのよ。だからそれに応えてやりたくてね。数千円のものなら買えないこともないけど、数万円ともなるとなかなか出せないもの。」
「せめて髪の毛とか見るんだったらそんなに高くなくてあるだろうけど。ウィルスや細菌なんて危ないし、どっちみち無理無理無理。」

私たちがお金持ちで、いくらでも与えてあげられるのならいいけど、年金暮らしで、しかも国民年金ときているから、厚生年金の半分しかもらえず、今日を生きていくのがやっとの状態。
ポッチーちゃんは我が家の経済状態がよくわかっているので、「買ってやって」とは決して言いません。
ホイホイ調子よく与えておいて、後から「お金がなくなったから面倒見て」と言われるのが一番困ると言います。
特に「住むところに困って自分たちのところに転がり込んでこられるのが一番迷惑だから、それだけはやめてね」と、釘を刺されています。

パルパルは鉱物や人体にも興味を持っているし、ダンゴムシは自分で育てているのでとても詳しく、「ダンゴムシ博士」と呼ばれているようです。
分子の構造模型も好きなようだし、元素にも興味を持っているといいます。
「元素の周期律表なんか与えておけば覚えるんじゃない?今覚えていたら後がラクだよ。」
「うん、結構覚えていて、アクチノイドが何たらかんたら言ってるよ。」
「水兵リーベボクノ船・・・って覚えたもんだよね。うんと7番目の元素はなんだったっけ?」
「7番目・・・窒素だって言ってるよ。」
「すごいね。」

パルパルは自分の興味を持っていることに関しては、ぐんぐん知識を吸収しているようですが、興味を持っていないことにはまったく何もする気はないようです。
ポッチーちゃんは「学校に行くようになると、算数の解き方でも学校で習う以外の解き方をしても認めてもらえないなので、あの子、きっと落ち込むと思うわ。学校が合わない子みたいな気がする。」と言っていました。

パルパルは図鑑が好きで、教えたこともないのに漢字を自然に覚えていて、一人で図鑑にかじりついているといいます。
「大きくなったらノルウェ-の森の毒タケになりたい」と言っていたパルパルは、どうすれば「ノルウェ-の森の毒タケ」になれるのか、これから大きくなっても考えるようになるでしょうか。

「子育ては面白い!」と、ポッチーちゃんは言います。
私も二人の子供を育てて、それぞれ違う性格で、ものの見方や考え方も全く違う子どもを見て、とても面白いと思ったことはありました。
でも子どもを育てるのが苦手だった私は、面白いと思うより、大変だと思うほうがはるかに多かったです。
特にバイト君は学校でケンカばかりしていたので、呼び出されたり、ケガをして病院に連れて行ったりで、彼の小学校時代はいい思い出などありません。
でも今だから、あんなこともあったと、懐かしく思い出すこともできます。

子育てを楽しんでいるポッチーちゃんは、今の私のように歳を重ねたとき、「大変だったけど楽しいことのほうが多かったし、育て甲斐があったわ。」と言うようになるのでしょうか。
小さな子どもが苦手で嫌いだった私と違って、子どもが大好きで一緒に遊ぶのが好きなポッチーちゃんだから、きっとそう言うでしょうね。

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